上部消化管内視鏡検査は一般によく「胃カメラ」と言われている検査です。内視鏡検査は、胃や食道の病気の早期発見に有効な検査方法のひとつとして重要な役割を果たしています。
過去に辛くて苦しい内視鏡検査を体験された方もおられると思いますが、近年の内視鏡技術は格段に進歩しています。苦痛も少なく、より精密な検査を行うことが可能となっています。また、ご希望の方には鎮静剤を使用し、苦痛を軽減した状態での検査が可能です。お気軽にご相談ください。
※鎮静剤を使用した場合は当日車や自転車の運転はできません。
胃カメラでは、胃がん、食道がん、十二指腸がんといった悪性腫瘍などの他に、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、胃ポリープ、十二指腸ポリープ、逆流性食道炎といった疾患の診断・検査に有効です。
まずは診察にお越しください。現在の症状やこれまでの病歴などを伺います。(人間ドックや健診で異常を指摘された方は検査結果一式をお持ちください)続いて、必要に応じて腹部の触診などの診察を行います。
検査が決まったら、患者さんのご都合を聞きながら検査日程を決定し、ご予約をお取りし、検査についての詳しい説明を行います。また、内視鏡検査に必要な血液検査を行います。
緊急性によっては当日に検査を施行する場合もあります。
原則として、前日の食事制限は必要ありませんが、なるべく21時までに食事を済ませてください。
当日の朝は食べないでいらしてください。水分は、水やスポーツ飲料など、色のついていないものならば問題ありません。
午後の検査の場合は、朝は軽く済ませで、お昼は食べないでください。服装は、なるべく楽な格好でお越しください。
内視鏡検査を行います。力を抜き、リラックスして受けてください。
検査は10~15分前後で終わります。
検査が終わって身支度を整えたら、少し休んでください。気分が悪い時は、お申し出ください。鎮静剤を使用した場合は30分~60分程度院内でお休みいただきます。
画像をご確認いただきながら、検査結果の説明を行います。
近年、食生活の欧米化により、日本人にも大腸がんが急増しています。大腸がんの早期には症状の無い場合が多く、発見が遅れる場合が少なくありません。
大腸がんについては、早期発見により、大腸がんによって命を落とす可能性をゼロに近づけることが可能です。
大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を入れて大腸内を直接観察する検査です。肛門から大腸の最深部(盲腸)まで内視鏡を進め、抜きながら大腸の表面粘膜を観察します。なお、ご希望の方には鎮静剤を使用し、苦痛を軽減した状態での検査が可能です。お気軽にご相談ください。
※鎮静剤を使用した場合は当日車や自転車の運転はできません。
大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病などの病気を見つけ、診断するのに非常に有効です。また組織の一部を採取したり、病変を切除したりも出来ます。
まずは診察にお越しください。
現在の症状やこれまでの病歴などを伺います。(人間ドックや健診で異常を指摘された方は、検査結果一式をお持ちください)。続いて、必要に応じて腹部の触診などの診察を行います。
検査が決まったら、患者さんのご都合を聞きながら検査日程を決定し、ご予約をお取りし、検査についての詳しい説明を行います。また、内視鏡検査に必要な血液検査を行います。
診察時にくわしくご説明した食事内容や注意事項を守っていただき、夜、下剤を飲んでいただきます。
朝、下剤を服用していただきます。腸内の洗浄が完了したら昼ごろに来院していただきます。
腸の洗浄が完了したら検査にお入りいただきます。
ポリープが見つかった場合は、大きさや数によっては同時に切除することも可能です。検査時間は、通常20分程度で終わりますが、腸の長さや形状によって個人差が出て来ます。また、ポリープ切除をした場合は、さらに時間を要することがあります。
検査が終わって身支度を整えたら、少し休んでください。気分が悪い時は、お申し出ください。鎮静剤を使用した場合は30分~60分程度院内でお休みいただきます。
検査結果の説明検査の結果について、モニターを見ながらご説明いたします。
ポリープ切除を行った場合や組織の一部を採取した場合などは、検査後の日常生活にも注意事項がありますので、併せてご説明いたします。
なお、採取したポリープや組織の検査結果は約10日後に出ますので、その結果の説明は後日になります。