消化器内科では主に口から肛門までの消化管(食道・胃・小腸・大腸)や肝臓、胆のう、すい臓の病気を扱っています。これらの臓器に異常が起こるとさまざまな症状が出てきます。
次のような症状がある方はご相談ください。
- 胃の痛み、胃のもたれ
- 胸やけ
- 呑酸、げっぷ、はきけ
- お腹の張り、腹痛
- 便秘、下痢
- のどのつかえ、のどの違和感
- 食欲の低下、体重減少
- 黄疸(からだが黄色くなる)
- 黒い便が出る、便に血が混じっている
消化器内科では主に口から肛門までの消化管(食道・胃・小腸・大腸)や肝臓、胆のう、すい臓の病気を扱っています。これらの臓器に異常が起こるとさまざまな症状が出てきます。
潰瘍(かいよう)とは、粘膜が炎症を起こして組織に深い傷ができ、えぐられた状態のことを言います。胃・十二指腸潰瘍は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染や痛み止めとしてよく使用される非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)などが原因で粘膜が傷害され潰瘍が発症します。
ピロリ菌は胃癌、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎等様々な疾患の発生に深く関与しています。
ピロリ菌検査には内視鏡検査を施行している事が必須条件になっています。血液検査や尿検査、尿素呼気試験という呼気を使用した検査で感染の有無を確認し、感染が確認された方は1週間の内服で除菌治療を行います。
胃液が食道へ逆流し、食道に炎症が起こって、胸やけ胸の痛みなどの不快な症状が出る病気です。繰り返すと食道に潰瘍ができたり、粘膜がただれたりします。
原因は、ストレスや生活習慣によることもありますが、加齢により、胃と食道の間の筋肉が弱まるとなる場合があります。胃に負担になるような食事を控え、また、腹部をしめつけたり前屈姿勢を避けるなど生活習慣を見直すことでも緩和されます。
大腸の粘膜に炎症やただれ、潰瘍ができる病気で、治療が難しく厚労省の特定疾患の難病として認定されています。
代表的な症状としては、血便・下痢・腹痛などがあります。
この病気は、10代後半から30代半ばの比較的若年層でかかることが多く、また症状は一時的に治ってもまた再発を繰り返すことが多く慢性的になるとつらい病気です。
機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)とは、検査をしても食道や胃など臓器的な異常がないにも関わらず、胸やけ、もたれ感、腹痛や腹部膨満感などの腹部症状が慢性的に続く状態です。
過敏性腸症候群とは検査をしても大腸など臓器的には異常がないにも関わらず、便秘、下痢や腹痛などの腹部症状が慢性的に続く状態です。